春の茶花







リョウブ(令法)

学名:Clethra barbinervis リョウブ科
別名:サルナメシ、サルトベリ
古名はハタツモリ(畑つ守)
原産地:日本、中国他

山地に自生する落葉小高木。
平安時代、飢饉時の食料として植える官令が発せられ、
その「令法」がそのまま名前になったといわれてます。
新芽を炊き込み飯にする地方もあるそうですがおいしくないらしいです^^;







ムラサキセンダイハギ(紫先代萩)


学名:Baptisia australis マメ科 
原産地:北アメリカ

花の形が先代萩に似ていて紫色をしているのでこの名が付いたらしいですが、先代萩とは別属。よくある萩とは関係ないそうです。
仙台かと思ったら先代。歌舞伎の「伽羅先代萩」(めいぼくせんだいはぎ)にちなんで付けられました。







ハコネウツギ(箱根空木)

学名:Weigela coraeensis スイカズラ科
原産地:日本

花の色は、蕾の時は白で開花すると桃色→紅へと変わっていきます。
“箱根”ウツギといいますが箱根は関係ないそうです。








アツモリソウ(敦盛草)

ラン科
 
花弁は大きな袋状になっています。
平家の公達・平敦盛が背負った矢避けの母衣(ほろ)のように見立ててこう呼ばれます。
英名はpink ladys-lipper(女神のスリッパ)(゜゜;)
平家の美少年とピンクのスリッパ…東洋と西洋ではこんなに感性の違いがあるんですね(~ヘ~;)

ちなみに花言葉は「気まぐれ」だそうです。

←コレは蕾です。








クマガイソウ(熊谷草)

ラン科

アツモリソウと対。
赤い袋状の花が敦盛なら白いのは敦盛を討った源氏の武将・熊谷直実(くまがいなおざね)。
日本人の感性ってすばらしい…

何がスリッパじゃ(-_-メ)









ハクウンボク(白雲木)

学名:Styrax obassia エゴノキ科   
別名:オオバジシャ

小さな白い花がたくさん枝に付くのがまるで白雲のように見えることから付けられたそうです。


←コレは蕾です。








カンゾウ(萓草)

ユリ科
別名:ホケキョウ

ニッコウキスゲの仲間。
食べても美味しいそうです。








シラン (紫蘭)

学名 Bletilla striata ラン科

鼻血や火傷にも効くそうです。










タツナミソウ(立浪草)

学名:Scutellaria indica シソ科

花が同じ向きに咲くのが波が立っているように見えることから名づけられました。
かつて民間では強壮剤として使われてたそうです。
花言葉は「私の命を捧げます。」
強壮剤飲んで“命を捧げる”…
なんかすごい…(^^;









ワビスケ(侘助)

ツバキ科

筒状の八分までしか咲かないのが特徴。
「侘」と「数奇」・「好き」が訛ってできた名と言わます。
花言葉まで「簡素」「控えめ」(^^;)









クロモジ(黒文字)

クスノキ科

樹皮に出る斑模様が文字のように見えるところから、黒文字という名がついたと言われています。
枝を削って楊枝を作ったり、季節を通して床の間にも飾れるので茶道家の家には必ずクロモジの木を植えるといいます。
ちなみにうちの庭にはないです…<`∀´>








バイモユリ(貝母百合)

ユリ科
中国原産。

球根の姿が二枚貝の殻の形に似ているので、
この名があるそうです。
先端は蔓となって巻きつきます。
球根に含まれるアルカロイドは気管支炎などの
鎮咳剤として用いられるそうです。









コンロンコク(崑崙黒)

ツバキ科

黒紅色で宝珠咲きの椿。
花びらは肉厚で光沢があります。









シモツケ(下野)  

バラ科  

下野の国(栃木県)に多く生えることからついた名だそうです。








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