*小督局 (こごうのつぼね)*




いとのいろねをしるべにて　　さし入る月の雲井より

御つかひにまいりしと　　かしこき君がみことのり




高倉天皇(建礼門院徳子の夫・安徳帝の父)に寵愛された女人。
琴の名手として名高い。
娘婿の寵を奪われたことにより清盛の怒りを買い嵯峨野へ隠れ住む。
小督への想いが募る帝は源仲国に命じて行方を探させ、秋の嵯峨野で聞こえてきた琴の音をたよりに小督を見つけ出す。
再び宮中へ迎えられた小督を帝はますます寵愛するのでした…。

ここまででハッピーエンドで終わるかと思ったら続きがあります。
小督が姫を産んだことを知った清盛により小督は23歳の若さで出家させられてしまいます。高倉天皇が21歳で崩御した後はその菩提を弔ったと伝えられてます。ちなみに高倉天皇は年下です。


指には琴爪をはめてますが
琴は描き忘れました…