フィレンツェ



2002年〜2003年にかけて年末年始にイタリアへ行ってきました。
フィレンツェとヴェネツィアの2都市滞在型のフリープランでした。
私は観光名所に費やす時間(特に美術館)が普通の人の何倍もかかるのでとてもツアーなんかじゃ行けないのです(^^ゞ

同行者は卓美さま。
そうするつもりはないのに気が付くと「朝飯を食べて観光に出かけるとひたすら歩き夜飯までトイレさえも抜き」になっている…(゚゚;)
中国以上に体力的にもハードなこんなスケジュールに付き合ってくれるのは君しかいない…。
しかし、観光にはほとんど実害は無かったものの、この旅は今までに無い最大のトラブルに見舞われました。


行きの乗り継ぎ便に置いて行かれたのです(-_-メ;)

本来なら出発した同日の夜にフィレンツェに到着する予定がパリのホテルで一泊するハメになりました(゚゚;)
エール・フ○ンスめ…(-_-メ;)
時間に遅れたわけでもないのによくも人数確認しないでアナウンスも呼び出しも捜しもしないで飛び立ったな(-_-メ;)
機内サービスのコーヒーは紅茶色の薄さだし、紅茶はさらに色が無いし(どっちもお湯の味)トイレにゃ歯ブラシも○プキンも無い(-_-メ;)中国国内線の方がよっぽどマトモ。何でこれが一流の飛行機と呼ばれるのか理解に苦しむわ(-_-メ;)

乗り継ぎ便に置いていかれ、その日のフライトはもう無いということで、空港内で一夜を明かすハメになるかと思っていたら(既に自腹でホテルに泊まるということは眼中にない)、エール・フラ○ス側から「特別に」ということでホテルを用意してくれました。(当たり前だ!)始めは怒りまくっていた我々も「4つ星ホテルディナー付き」ということで少しは機嫌を直したのでした。

ホテルのディナー

年が明けて、私が一番始めにしたことはモーニングコールを受付に頼むことでした(ーー;)
始めがコレなら、帰りの空港までの送迎もトラブル(というより単なるミスだったのですが(ーー;))がありました。
親切にホテルのフロントに預けられていた送迎案内の日付が1日ずれていたのです(゚゚;)
旅行社に確認しようにも、気づいたのが帰国の前日夜遅く。(゚゚;)現地オフィスは閉まってるし日本のオフィスの開店時間(イタリア時間夜中の2時)まで起きてて確認しましたよ…(T^T)もし本当に向こうが日にちを
間違えていて迎えが来なかったら自力で空港まで行かなくてはならないのですが、ヴェネツィアは海に浮いている都市なのでいろいろ大変なんです(T.T))
帰りも飛行機が遅れたり…と乗り物に関してついてなかったです。

フィレンツェは以前に訪れた時は美術館メインで終わってしまい、何故か一番の見所の「サンタ・マリア・デル・フィオーレ」(ドゥオーモ)を全く見なかったので(アホか)、今回はそのリベンジも兼ねてメインの観光とし、滞在中は何度も通いました。

今までどんな歴史的な建物や遺産や現場を見ても、感動・感激はしても昔の景色がビジュアル的に浮かんでくることはありませんでした。
最近は頓に感動することがなくなっているのですが(^^;
でも路地からいきなり目の前にど迫力で現れたこのドゥオーモを目にしたら、想像できたのです。中世の人々の生活ぶりが。映画のワンシーンのように。嬉しかったですね〜。

突然現れてくるサンタ・マリア・デル・フィオーレ


初めてヨーロッパの主要都市を周った時、私的には「建築物が一番すばらしいのはイタリア」だと思いました。
どの都市の建物も歴史もあり、もちろんすばらしいのですが、何故なのでしょう。私はおフランス贔屓なのですけど…。

ウフィッツィ美術館



海外で食事すると量が多くて食べきれない、とよく聞きます。
イタリアのパスタも量が多いと知人から聞いて期待したのですが(でも以前はそう感じなかった)、実際はこんなモン↓でした。まあイタリア人はパスタはオカズのひとつに数えているからのようですが。
日本人感覚でメイン・ディッシュと考えると普通の人には丁度よくても大食いの私にはもの足りませんでした…。
少ないスパゲッティ・ボンゴレ



ヨーロッパは日本のように正月休みは無くても、1月1日はほとんどお店はお休み。
ヴェッキオ橋の上には金銀宝飾の店が並んでおりますが元旦はお休みでした。でも閉まってるシャッターを見てびっくりしました。
まるで中世のような趣。錠や蝶番の装飾金具のすばらしいこと…。

ヴェッキオ橋の店のシャッター




日本と違って年が明けてもまだまだクリスマスの趣を残しております。 通りごとにイルミネーションが違い大変美しいです。





ヨーロッパの寺院・教会の高い天井の絵を見た時、「仏教は地面に接して安らぎを求めるのに対してキリスト教は高いところで安らぎを求めるものなのだ」と感じました。


ドゥオーモの円形ドームの内部

ドームの上まで登ると真近に絵が迫ってきます。あまりに近すぎて絵がこんな風に歪んで見えます。遠くからみると繊細に見える絵も近くだとすごく荒々しいタッチで描かれてます。

内部のアップ
よく見ると変な絵が多いです




ミケランジェロ広場にあるサン・ミニアート・アル・モンテ教会の内部



日没後のミサをしてました。
明かりが暗くて電気のない時代の暗さを体験しているようでした。




夜のドゥオーモ



観光時間は終わり、辺りは人もまばら。
近くによって上を見上げてみました。



 

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