*静御前・壱*



處はみ吉野の

花の宿借る下臥も

のどかならざる夜嵐に

寝もせず夢と花も散り

まのあたりなる憂き世とて

また此の圸を落ちて



謡曲「二人静」








昔描いた義経と静の話の表紙。