*
静御前・壱
*
處はみ吉野の
花の宿借る下臥も
のどかならざる夜嵐に
寝もせず夢と花も散り
まのあたりなる憂き世とて
また此の圸を落ちて
謡曲「二人静」
昔描いた義経と静の話の表紙。