2005年11月
紹興〜烏鎮〜上海〜蘇州〜無錫〜杭州3




午後はバスで1時間ほどで無錫へ…。
無錫は古代・周の都が置かれた所です。もともとは錫(すず)が豊富に取れたのに取り尽して無くなってしまったので「無錫」という地名になりました。


↓無錫のメイン観光名所・中国五大淡水湖のひとつ「太湖」。琵琶湖の3.5倍あります。



太湖遊覧で乗った帆かけ船→

呉の孫権の船を模してるそうです(^.^)
船に乗って湖水を間近に見るとまるで抹茶を溶かしたような色をしてます。
帰りの飛行機で見た新聞には太湖の汚染が深刻だと書いてありました(゜゜;)








帆掛け舟遠景図↓




この日はさらに杭州まで移動しました。
杭州はマルコ・ポーロが「世界で最も美しく華やかな都市」と絶賛した所。宋代には南宋の都として栄え、中国六大都市のひとつに数えられています。


杭州シンボルの名勝、西湖↓




上には柳、下には蓮。蓮は枯れてます(+o+)
気候のいい時期は美しいでしょうね〜。





↓「白蛇伝」の舞台となった「断橋」



花港観魚公園→

湖畔は結婚式の写真撮影のラッシュでした。




龍井の茶畑→

龍井茶は杭州の名産です。
中国茶ブームもすっかり浸透したお陰で、ツアーに茶の試飲は当たり前のように組み込まれるようになりました。
試飲処では、茶葉や急須、茶杯などの土産物屋も兼ねてますが、ガイドさんは中国人には珍しく観光客に金を落とさせることよりも時間重視のようで、もう少し悩む時間があったら買ったかもしれないものが2つもありました(~ヘ~;)







↓六和塔
銭塘江のほとりにあります。
銭塘江は逆流で有名ですが、昔は怪物の仕業と考えられていてその怒りを静める為に建てられました。
外見は13層ですが中は7階です。


↑塔の支柱の天辺を内部から見たところ

杭州のホテルは街中ではなく郊外だったので、夕食後にバスで中心部へ繰り出しました。主に調味料などを買いに…(^^;)
売ってる場所がなかなか見つからず結構歩き回りました(T^T)
そうしているうちにホテルへ帰れる路線の終バスが無くなってしまったので、まだ走ってる違う路線で他のルートから乗り継いで帰ろうとしましたがどれも終バスになっていて結局タクシーで帰りました(~ヘ~;)
しかし、路線終バスの時間はとっくに終了してる筈なのに、その後何台も目撃しました(-_-メ;)
時刻表はミスプリか?ったくいい加減な時刻表だ(-_-メ;)
ホテルに帰ったのは23時半を過ぎてました(ーー;)
ちなみにバスだと1元(16円)、タクシーだと12元(2人だと1人あたり6元=96円)。100円くらいケチってないでさっさと帰れよ!って感じですね(;^_^A
まあ夜の町散策も楽しいものなんですのよvv
翌日はもう帰国なので荷物の準備などしなければならず寝たのは明け方4時でした。当然、原稿なんか描くヒマなし(T_T)
旅行中の寝る時間はいつも3時頃ですけど(^^;)


杭州名物「富貴鶏(こじき鶏)」
鶏を蓮の葉で包んだものを更に粘土や小麦粉で包んで焼いた料理です。
もともと は調理する鍋もない乞食がそうやって食べてたと言われてるそうです












そして旅の最終日。
杭州歴史博物館を訪れました。
古代〜玉や青銅器や陶磁器…などが陳列してあります。
一番ビックリしたのは誰もいなければ電気が消えてて人が近づくとセンサーで展示品にライトが点くことでした(゜゜;)
中国の博物館というと大体薄暗くて電気も壊れて照明が無く展示品がよく見えなかったり、埃かぶってたり掃除してない印象しかないもので…(^^;)
一通り見学し終わったところで、ある部屋へ通されました。ズラっと並んだ棚に展示品が陳列してあり、博物館のガイドさんが説明をしながらおもむろに中の物を取り出して観光客にも触らせるではありませんか(゜゜;)
展示品をいいのか〜??と思ってたら何とそれを売りつけようと商戦が始まりました(@_@)
なんじゃ〜〜〜この博物館はっっっ!!
プライドというものが無いのか!!
展示物見学時間より骨董品売りつけ時間の方が長いくらいだぞ(-_-メ;)
友人はここを監禁室と呼んでました。
ちなみに買わない人・興味ない人は座ってお茶飲んでられます。土産物屋みたいなものですね(ーー;)
そんなふざけた博物館を後にして、帰国するべく一路空港へ向かったのでした。

杭州は上海・北京中心部などでは失われてしまった古き良き中国がまだ残っています。桃花の時期は湖畔の柳の緑とのコントラストが大変美しいとか。枯れた蓮のリベンジも兼ねて今度はフリーで周ってみたいです。

ちなみに原稿は下絵が2枚描けただけでした(T_T)










 

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